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2025.07.24

【成長現場ファイル】「クラウドへの大規模リフト」に挑んだ若手たち――はじめてのOCI、ゼロからの設計構築、そして信頼される存在へ

「正直、最初は“無理じゃないか”と思いました」
ある若手インフラエンジニアが、プロジェクトの立ち上げ時をこう振り返ります。

大手メーカー企業の基幹システムを、オンプレミス環境からクラウドへ。しかも、ただの移行ではなく、「厳しい性能要件」をクリアしながら、業務影響を出さずに完了させること。言葉にすれば簡単ですが、これは極めて高いハードルを伴う、会社としても注目度の高いプロジェクトでした。

そんな大規模クラウドリフトに、当社の若手インフラエンジニアたちが中心メンバーとして挑戦することになったのです。

「クラウドを選ぶ」ところから始まる挑戦

このプロジェクトのユニークな点は、「どのクラウドを使うか」という段階から当社が深く関わっていたことにあります。
AWS、Azure、OCI。三つのクラウドサービスの中から、システム特性と要件に最も合致するものを選定するために、まずはPoC(概念実証)を実施。さまざまな負荷条件でベンチマークを取り、システムのパフォーマンスが満たせるかどうかを検証していきました。

ここで活躍したのが、インフラ構築を志して入社した若手エンジニアたち。OCI(Oracle Cloud Infrastructure)に触れるのは誰もが初めて。情報が少なく、公式ドキュメントも十分でない中、自分たちで情報をかき集め、OCI特有の構成に苦戦しながらも、仕様の理解を少しずつ深めていきました。

「ドキュメントを読むだけじゃ分からないんですよ。とにかく試して、壊して、また直して…」
こう話す若手メンバーの言葉には、試行錯誤を乗り越えた実感がにじみ出ていました。

「まず設計をしよう」から始まった、ゼロベースの構築

クラウド移行のPoCが終わり、正式にOCI採用が決まると、次は設計・構築フェーズ。ここからは、完全に「自分たちがつくる側」として、チームは動き出しました。

「OCIに関しては社内に詳しい人がいなかったので、設計のひな形もなく、まさにゼロからのスタートでした」
この“誰も正解を知らない環境”こそ、若手にとっては大きな成長のきっかけとなったようです。

Exadataの活用やVMwareとの併用といった複雑な要件をどう構成に落とし込むか。負荷分散、冗長化、スケーラビリティ。どれも簡単には正解が出ないトピックでしたが、先輩エンジニアの助言を受けながら、「まずは自分で考えてみる」姿勢を大切にし、図面を描き、レビューを重ねる日々が続きました。

若手が担った「調整役」としての顔

もう一つ、彼らの挑戦には「技術以外のスキル」も問われました。
それが、クライアント側の担当者との調整業務です。

移行スケジュールは、顧客業務との兼ね合いで非常にシビア。いかにして業務影響を最小限に抑えるか、段階的なリリース案や並行稼働の調整を提案する中で、若手メンバーが直接、顧客とやり取りをする場面も増えていきました。

「最初は“新人っぽいな”っていう目で見られていたと思います。でも、自分が調べて理解した上で、ちゃんと説明できるようになると、会話の空気が変わってくるんです」

仕様や背景をきちんと理解し、丁寧に説明する。技術を“伝える力”に変えていくプロセスこそ、彼らがこのプロジェクトで最も成長を感じた部分かもしれません。

「あのときの図面が、いま本番で動いている」

いよいよ迎えたクラウドへの本番リフト。
入念な準備とリハーサル、検証環境でのテストを重ねてきたからこそ、本番当日は大きなトラブルもなく、無事に移行が完了しました。

「やっぱり本番当日は、何度やっても緊張します。でも、自分たちが設計してきた構成が、想定通りに動いてくれたときのあの達成感は…格別です」

移行後、顧客からは「今回の移行は本当にスムーズだった」と高評価をいただき、プロジェクト終盤には「今後のクラウド移行もまたお願いしたい」という言葉までいただけるようになりました。

今後の展望と、チームとしての進化

このプロジェクトを通じて、当社の若手チームはOCIに関するノウハウを一気に蓄積しました。今後もこの分野を強みにしていくため、さらなるプロジェクトへの参画が予定されています。

「次はOCIの自動化構成やIaC(Infrastructure as Code)にも挑戦していきたい」
「同じような環境で困っている企業に対して、自分たちが“解決できる側”になりたい」

そんな声も、チーム内から自然に出てくるようになりました。

「あの人もやってたから、自分もやってみよう」と思える存在へ

入社1〜3年目のエンジニアにとって、「最初の一歩」を踏み出すのは、とても勇気がいることです。知らない技術に挑むのは怖いし、自分にできるか分からないまま、目の前の課題に向き合わなければならない。

でも、今回の若手チームのように、一歩踏み出した先には、想像以上に多くの「できるようになった自分」が待っていました。

「最初は分からなかった。でも、調べて、手を動かして、何度も壁にぶつかって、それでもやりきった」
そんな経験のひとつひとつが、若手エンジニアたちの中に自信と希望を育ててくれたのです。

成長したい人に、成長できる場を

技術の難易度ではなく、「どれだけ成長に繋がるか」を大切にしたい。そんな思いで、当社では若手の挑戦の場を用意し続けています。もし、あなたが「もっと成長したい」と思っているなら、ぜひこのチームの物語を、次は自分自身のストーリーとして描いてください。

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