あらすじ
ユウタは日々の業務でわからないことが出てくるたび、「どう質問すれば相手に意図が伝わるかな」と悩みがち。
先輩から「質問するにもコツがある」と教えられ、3つの鉄則を学ぶことに。
ユウタ
「先輩、相談いいですか。作業中にわからないことが出ると、質問の仕方でめっちゃ悩むんです。なんか毎回“えっと…その…”ってなっちゃって。」
先輩
「おお、ユウタ。ついに“質問迷子”に突入したか。若手エンジニアあるあるだな。」
ユウタ
「質問迷子…? 名前ついちゃってるんですね。」
先輩
「俺も新人の頃は、“それってつまり?”って3回聞き返されて撃沈したよ。質問は怖いもんじゃなくて、ちょっと準備すれば武器になる。今日は3つの必殺技を伝授しよう。」
ユウタ
「必殺技!それなら習得する気しかないです。」
① 事前調査ルール
先輩
「まずは“5分調べルール”。ググるなり資料見るなりして、5分考えて分からなければ質問GO。」
ユウタ
「5分ならサボり癖の僕でもいけそうです。」
先輩
「おいおい(笑)。でもな、5分調べただけで質問が具体的になる。『ここまでは調べたんですけど、この部分がわからなくて』って言えば、相手も“こいつやるな”って思うぞ。」
② 1文1質問
先輩
「次は“1文1質問”。まとめて聞くと答えがカオスになる。順番に聞くのが鉄則。」
ユウタ
「あ、前に“手順と注意点と応用方法を全部教えてください”って言ったら、相手がフリーズしてました…。」
先輩
「それだ(笑)。『まず手順は?』→『じゃあ注意点は?』って小分けにすれば、ちゃんとキャッチボールになるんだよ。」
ユウタ
「なるほど、質問にも“ひと口サイズ”があるんですね。」
③ 背景共有
先輩
「最後は“背景共有”。ただ聞くより、『この作業のために○○を知りたい』って目的を添えるんだ。」
ユウタ
「確かに“なんで知りたいのか”わかると答えやすいですね。」
先輩
「そう。『このコードをテストするために関数の使い方を知りたい』って言えば、答えも実務に直結する。背景を言うだけで、相手の脳内検索スピードが倍になるんだ。」
ユウタ
「倍速検索!それはありがたいです。」
まとめ(読者へのヒント)
- 事前調査ルール:5分調べて分からなければ質問する
- 1文1質問:質問は小分けに、ひと口サイズで
- 背景共有:目的や理由を伝えて質問する
💡応用ヒント
- 調べたこと&分からないことをメモしてから質問
- 質問順序を整理して、優先度の高いものから
- 背景を添えて質問すれば、答えが実務的になる
- 小さい疑問も溜め込まず聞いてみる
先輩
「この3つをマスターすれば、質問が怖くなくなる。むしろ“質問力”はエンジニアの武器だ。」
ユウタ
「よし、質問迷子は今日で卒業します!」