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2025.11.12

【先輩に聞いてみた】伝わる設計書はどう作る? ― 読む人に届くドキュメントの3ステップ

あらすじ

「え、僕の設計書、ダメでしたか…?」
入社2年目のユウタが少し落ち込んでいる。機能の設計書を仕上げたものの、先輩から返ってきたのは「ユウタの頭の中では完璧なんだろうけど、後から読む人が分かるかな?」の一言。

“ちゃんと書いたはずなのに!”とモヤモヤするユウタに、先輩が「伝わるドキュメントにはコツがあるんだよ」と笑顔で助言をくれる。

ユウタ
「先輩、昨日の設計書レビュー…けっこう刺さりました。“後から読む人が分かるかな?”って、そんなに分かりにくかったですか?」

先輩
「うん、内容はバッチリだったよ。でもね、“分かりやすさ”って、実は正しさとは別のスキルなんだ。」

ユウタ
「別のスキル…ですか?」

先輩
「そう。ドキュメントって、自分の頭の整理じゃなくて、“他の人の理解を助けるためのもの”。つまり――」

ユウタ&先輩(ハモる)
「“他者のための設計書!”」

ユウタ
「…あ、先輩に合わせちゃいました(笑)。」

先輩
「いいね、ノリが大事。今日は“伝わるドキュメントの3つのコツ”を伝授しよう。」

メソッド①:読者ペルソナ設定 ― “誰に向けて書くか”を考える!

先輩
「まずは、“このドキュメント、誰が読むの?”って考えることから。
たとえば、新しく入った運用担当者が読むなら、何が知りたいと思う?」

ユウタ
「えっと…システムの全体構成とか、処理の流れですかね。」

先輩
「その通り。だから、細かいコードよりも“全体がどう動くか”を中心に説明する。
逆に、後輩エンジニアが読むなら、“注意すべき設定”とか“ハマりポイント”を詳しく書くと親切なんだ。」

ユウタ
「なるほど、読む人によって“親切の形”が違うんですね。」

先輩
「うまいこと言うね。要するに、“相手の知りたいことを逆算する”のがコツ。ペルソナを決めると、内容が自然に整理されるんだ。」

ユウタ
「なるほど、まるで“プレゼント選び”みたいですね。相手のことを想像する!」

先輩
「おっ、それいい例えだね。読む人が“欲しい情報”を贈る気持ちで書こう。」

メソッド②:結論ファースト(PREP法) ― “最初に答えを出す”勇気!

ユウタ
「2つ目のコツはなんですか?」

先輩
「“結論ファースト”だ。PREP法って聞いたことある?」

ユウタ
「大学のゼミで聞いたような…Pがいっぱいあるやつですよね。」

先輩
「そうそう、Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)の順番。
たとえば設計書で“例外処理”について書くとき――」

Point(結論):この機能では全ての例外を共通エラーロガーで処理します。
Reason(理由):障害発生時の原因特定をスムーズにするためです。
Example(具体例):API接続エラーはErrorLogger.log()で出力します。
Point(再び結論):これにより、保守性が高まり、トラブル対応がスピーディーになります。

ユウタ
「おお、分かりやすい!最初に答えを見せてくれると、安心して読めますね。」

先輩
「そう。読む人に“いま何の話か”を早く理解してもらうのがポイント。
“結論は最初と最後で二度言う”――これ、伝わる文章の黄金ルールだよ。」

ユウタ
「了解です!結論はサンドイッチで!」

先輩
「いいね。言葉のセンスも育ってきたな(笑)。」

メソッド③:図解とテキストの使い分け ― “見て分かる”は最強!

ユウタ:「3つ目はやっぱり“図”ですか?」

先輩
「その通り。エンジニアは図解に救われる生き物だからね(笑)。
全体の流れや構造はで、細かい設定値や例外条件はテキストで補足。
つまり、“大きくつかんで、細かく確認”の二段構えだ。」

ユウタ
「あぁ~、まさに“地図とガイドブック”の関係ですね。」

先輩
「それもいい例えだね!
文章だけの設計書って、迷路みたいになるでしょ?だから図を入れて、読む人の頭に“地図”を描かせるんだ。」

ユウタ
「たしかに!図があると安心します。読んでる途中で迷子にならない。」

先輩
「そうそう。“視覚で理解、文字で納得”が最強の組み合わせなんだよ。」


ユウタ
「いやー、今日も学びが多いです。なんか、設計書がちょっと楽しくなってきました!」

先輩
「いいね、その調子。“書く”ってのは、相手への思いやりを形にする作業だからね。」

ユウタ
「思いやりのドキュメントか…かっこいい!
次こそ、“読んで気持ちいい設計書”にしてみせます!」

先輩
「おっ、頼もしい!ドキュメントもユウタも、どんどん“伝わる”ようになってるね。」

🔍 応用ヒント:実務で活かすポイント

  • ・ドキュメントの冒頭に「この資料は誰向けか(例:運用担当者向け)」を明記すると親切!
    ・書いた後は“他チームの人”に読んでもらい、理解できるかテストしてみよう。
    ・図には「タイトル」と「意図」を添えて、“何を伝えるための図か”をはっきりさせる。
    ・一文は短く、主語をはっきり!「読むストレスゼロ」を目指そう。
    ・“未来の自分”も他人。数ヶ月後の自分が読んで分かるかを想像して書こう。

先輩のひとこと

「伝わる設計書は、最高のチームプレー。書き手の“気配り”が、プロジェクトを前に進めるんだよ。」

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