「日々の業務をこなすうちに、自分は本当に成長できているのか?」と感じたことはありませんか?
そこで重要なのが、定期的に振り返りを行い、成長を確認することです。
若手社員の皆さんにとって、業務に慣れてきた今こそ、自分の市場価値を見つめ直すチャンスです。当社では、市場価値向上テンプレートと市場価値向上プラン面談を活用し、エンジニアとしての成長を後押しする仕組みを整えています。
① 業務に慣れたけど、本当に成長してる?と気づいた瞬間
2年目になり、日々の業務にも余裕が出てきたAさん。最初は覚えることばかりで必死だった仕事も、今では自然とこなせるようになりました。しかし、ある日市場価値向上プラン面談で上司から「この1年でどんなスキルを伸ばした?」と聞かれたとき、Aさんは言葉に詰まりました。
確かに仕事には慣れたけれど、「自分は本当に成長できているのか?」と考えたことがなかったのです。面談を通じて、これまで経験してきた業務を棚卸しし、どのスキルが身についているのかを整理するうちに、「日々の業務の中でも成長はあったんだ」と実感できました。
さらに、上司と話しながら次に目指すべきスキルを明確にすることで、「これからは意識的に学んでいこう」と前向きな気持ちに。振り返ることで、成長の実感を得られた瞬間でした。
② 自分の市場価値を考えたこと、ありますか?
Bさんは2年目に入り、日々の業務に没頭していました。毎日やるべきことをこなし、プロジェクト内でも頼られる存在になってきたと感じていましたが、自分の市場価値について考える機会はほとんどありませんでした。
市場価値向上プラン面談の際、上司とともにスキルの棚卸しをする中で、「意外と多くのことができるようになっている!」と気づきました。最初は単純な作業しかできなかったけれど、今では設計や効率化の提案もできるようになっていたのです。
しかし同時に、次のステップとして何を伸ばしていけばいいのかが曖昧だったことも判明。上司のアドバイスをもとに、「〇〇のスキルをさらに磨いていけば、次のキャリアの選択肢が広がる」と明確な目標を持つことができました。「なんとなく頑張る」ではなく、「自分の市場価値を高めるために何をするべきか」が見えた瞬間でした。
③ 目の前の業務に集中しすぎて、成長のチャンスを逃していませんか?
Bさんの同期のCさんは、与えられた業務に全力で取り組み、成果を出していました。周囲の評価も高く、「仕事ができる人」として認識されるようになっていました。
しかし、市場価値向上プラン面談の際、上司から「リーダー候補としての視点を持っているか?」と聞かれたとき、ハッとしました。「言われたことをきちんとやる」ことには自信があったものの、チーム全体を俯瞰したり、他のメンバーを引っ張ることは意識できていなかったのです。
同期の中には、すでに小さなタスクの進行管理を任されるなど、リーダー候補としての役割を担い始めている人もいました。「自分は目の前の仕事に集中しすぎて、成長の幅を狭めてしまっていたのかもしれない…」と気づいたCさんは、面談後から意識的に上司や先輩の動きを観察し、チーム全体の視点を持つよう努力を始めました。
④ 新しい案件に挑戦=ゼロからのスタート?
3年目に入り、Dさんは新しいプロジェクトに異動することになりました。これまで経験してきた業務とは異なる内容で、「またゼロからのスタートか…」と不安を感じていました。
しかし、市場価値向上プラン面談で上司から「これまでの経験の中で、この案件に活かせるものは?」と問われたことで、改めて自分のスキルを振り返ることに。すると、技術的な部分だけでなく、前の案件で培った課題解決力やコミュニケーション力が、新しいプロジェクトでも十分に活かせると気づきました。
「ゼロからのスタート」だと思っていた業務も、実はこれまでの成長の延長線上にあったのです。この気づきを得たことで、「これまで積み上げた経験を、新しい環境でどう活かすか」という前向きな姿勢で仕事に取り組めるようになりました。
振り返りを習慣にしよう!
市場価値向上プラン面談は、単なる評価の場ではなく、自分の成長を見つめ直し、未来のキャリアを考える貴重な機会です。業務に追われる日々の中でも、定期的に振り返りを行い、自分の市場価値を高めていきましょう。
当社では週報・日報を活用し、日々の振り返りを行う文化があります。日々の業務を振り返ることで、自分の改善点を見つけ、成長につなげることができます。
まずは、今月の業務を振り返り、「できるようになったこと」を3つ書き出してみましょう。そこから次の目標が見えてくるはずです!