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2025.02.28

入社2年目から求められるフォロワーシップとは?

入社1年目は、業務を覚えることに精一杯だった方も多いのではないでしょうか。しかし、2年目になると、業務の流れがわかり、少しずつ自分で判断できる場面が増えてきます。そんなときに意識したいのが「フォロワーシップ」です。

フォロワーシップとは、単に指示を待つのではなく、先輩やチームの動きを見ながら、主体的に行動し、チーム全体の成果を最大化する考え方です。ここでは、フォロワーシップの具体的なポイントを説明し、現場でよくある具体的なエピソードを交えて、2年目から求められるフォロワーシップについて考えてみましょう。

① 先輩やチームの動きを察知し、適切にサポートする

先輩やチームの業務の流れを把握し、必要なサポートを提供することが求められます。忙しい状況では、小さな気配りやフォローがチームの生産性向上につながります。

具体的なポイント

  • 先輩の作業負担を軽減するためにできることを考え、実行する
  • 必要な情報の整理や準備を行い、スムーズな業務進行をサポートする
  • 会議や議論の内容を適切に記録し、後で参照できる形にまとめる

先輩社員エピソード:ドキュメント整理と情報共有でチームを支援

状況: Aさんのチームでは、複数のタスクが並行して進んでおり、先輩エンジニアたちは設計や実装作業に集中していた。しかし、仕様変更が頻繁に発生し、情報の整理が追いついていない状況だった。

エピソード: Aさんは、チームの動きを観察し、情報の整理が追いついていないことに気づいた。そこで、仕様変更の履歴をドキュメントにまとめ、関係者がすぐに確認できるように整理。また、過去の議論を要約し、チーム内で共有することで、作業の抜け漏れを防ぐことができた。このサポートにより、先輩エンジニアたちは開発作業に集中できるようになり、チームの業務効率が向上。リーダーからも「Aさんのおかげでチームの動きがスムーズになった」と高く評価された。

② 後輩をフォローし、チームの生産性を向上させる

後輩がスムーズに業務に馴染めるよう支援することも、フォロワーシップの一環です。チーム全体の効率を上げるため、後輩へのフォローを意識しましょう。

具体的なポイント

  • 自分が苦労した点を振り返り、後輩にアドバイスする
  • 業務に役立つ資料を整理し、共有する
  • 質問を積極的に受け、簡単な内容は自分で対応する

先輩社員エピソード:新人フォローでチームの生産性向上

状況: Bさんのチームに新卒の後輩が配属されたが、チーム全体が忙しく、OJT担当が十分なフォローができない状況だった。

エピソード: Bさんは、自身が1年目のときに苦労した経験を思い出し、過去に作成した学習ノートや業務資料を整理して後輩に共有。さらに、「何か分からないことがあれば気軽に聞いてね」と声をかけ、日々の質問にも丁寧に対応した。結果として、後輩は短期間で業務に慣れ、チーム全体の作業スピードも向上。上司からも「Bさんのおかげで、新人のキャッチアップが早まった」と評価された。

③ クライアントとのやり取りをフォローし、円滑な関係を築く

クライアントの要望を適切に理解し、必要な情報を整理したうえで主体的に対応することも、フォロワーシップの重要な役割です。

具体的なポイント

  • クライアントの要望を正確に整理し、必要な情報を準備する
  • 会話の中で疑問点を明確にし、具体的な改善策を提案する
  • 会議の議事録を作成し、要点をまとめる

先輩社員エピソード:クライアントの要望整理と改善提案で関係性を向上

状況: Cさんのチームでは、クライアントとの定例会議で新たなシステム要件のヒアリングを行っていたが、クライアントの要望が複雑で、整理が必要な状況だった。

エピソード: Cさんは、過去の議事録やクライアントの要求資料を見直し、要件を整理。さらに、「ここが不明確なので、追加で確認したい」と先輩に相談したうえで、クライアントに質問を投げかけた。その会話の中で、「現在の仕様のままだと運用負担が増えるが、〇〇を調整すれば改善できるのでは?」とCさんが提案。クライアントも「その視点はなかったが、良い案ですね」と賛同し、要件変更がスムーズに進んだ。その後Cさんは、会議の要点をまとめた資料を作成し、チームに共有。リーダーからも「Cさんのおかげで、クライアントの要望が明確になった」と評価された。

まとめ

入社2年目から求められるフォロワーシップとは、「指示を待つのではなく、チームのために自ら動くこと」。

フォロワーシップの重要なポイント:
✅ 先輩やチームの動きを察知し、適切にサポートする
✅ 後輩をフォローし、チームの生産性を向上させる
✅ クライアントとのやり取りをフォローし、円滑な関係を築く

フォロワーシップを発揮することで、チーム全体が円滑に動き、結果的に自身の評価やキャリアアップにもつながるのです。ぜひ、日々の業務の中で「チームのために自分ができること」を考えながら行動してみてください!

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