スカイウイルでは現在、各ソリューションの中長期的な成長戦略を「部門ミッション2025」として策定しています。
これは、私たちが3年後にどんな姿を目指すのかを明らかにし、全社一丸で進むための“未来地図”です。
本コラムでは、そのミッションの内容をよりわかりやすく・ワクワクする切り口でお届けしていきます。まずは、私たちの目指す未来に一歩、踏み込んでみませんか?
世界が注目する生成AI、でも技術だけでは価値にならない
ChatGPTの登場以降、生成AIは世界中で一大トレンドとなりました。特にここ数年でモデルの高性能化が進み、誰もが手軽に高機能なAIを扱える時代が到来しています。大手IT企業からスタートアップまで、日々多くの新サービスが生まれ、生成AIの導入はあらゆる業界・業務に広がっています。
しかし、この熱狂の裏側で、「どう活用すれば本当に価値が出るのか」「どうすれば現場で定着するのか」という悩みを抱える企業は少なくありません。PoC(概念実証)は実施したものの、業務に組み込めず終わる、定着せずに使われなくなる──そうした声も市場では聞かれるようになってきました。
技術と業務、両方が分かるからこそ価値を生み出せる
私たちが提供するのは、最新のAI技術そのものではありません。
真に重要なのは、技術を業務の中で活かし、成果に結びつける力です。
私たちは、AI技術を中心とした専門性を軸に、課題発見・要件定義から、システム開発・業務設計・テスト・運用に至るまで、川上から川下までを一貫して支援できる体制を整えています。単なる技術導入ではなく、「業務改善・改革につながるかどうか」を常に問いながら、お客様に伴走しています。
このような姿勢が、多くのお客様から「本当に成果を出せるパートナー」として信頼されている理由です。
「買いたい人」と「売りたい人」をつなぐ──生成AIでマーケティングの新しい形を創る
たとえば、あす大手マーケティングサービス企業との取り組みについてお話します。
マーケティングとはモノを買いたい消費者、モノを売りたい企業を繋げるビジネスになりますが、この企業では、ポイントサービスに紐づく膨大なビッグデータの活用が課題となっていました。これまでの業務では、蓄積されたデータを活用し切れず、有効な示唆を得られない状態が続いていたのです。
私たちは、これら大量のデータ(消費者の行動情報やマーケティング企業のナレッジ)を生成AIに知識挿入することで、モノを買いたい消費者のペルソナ像を浮かび上がらせそこからモノを売りたい企業が自立してマーケティング戦略を検討できる仕組み作り/システム開発を進めています。
このプロジェクトが目指す成果は、単にプロモーション業務の効率化ではありません。
「これならユーザーのリアルな姿が見える」と感じるほど、行動に直結するデータ活用を目指しています。
これにより、スカイウイルは新しいマーケティングビジネス創出の一助を担い、企業としての提供価値の向上につなげていきます。
目指すのは「成果を出せるチーム」、そして社会に影響を与える存在
私たちは、3年後のあるべき姿として、「AIで業務改革を進めたいなら、まず声をかけたい」と思われる存在を目指しています。
それは個人の専門性に頼るのではなく、組織として再現性高く成果を出せる状態。お客様にとっての“考えるパートナー”として、信頼される存在です。
たとえばお客様から、こんな言葉が自然と出てくる──
「何から手をつけていいか分からないときでも、一緒に考えてくれる安心感がある」
「現場に寄り添いながらも、成果を出すためには妥協しない」
「技術だけじゃなく、業務への理解があるからこそ現実的で使われるものになる」
そんな関係性が、私たちの目指す未来です。
その実現に向けて、私たちは以下の3ステップで組織変革を進めています。
詳しくは、部門ミッション資料をご覧ください。
Step1:基盤整備(2025年度)
リーダー人材の育成、ナレッジの共有、社内連携体制の整備を通じて、“勝てる組織の土台”を築きます。
Step2:強みの確立(2026年度)
特定業界(製造・金融・ヘルスケアなど)や技術領域に深く踏み込み、競争優位をもつソリューションを構築します。
Step3:市場拡大(2027年度)
自社サービスを展開し、外部連携や技術発信を強化。AI活用の未来をリードする存在を目指します。
今期(2025年度)のテーマは「土台づくり」
特に今期は、「組織基盤の整備と成長領域の明確化」がテーマです。
- PM/PLの育成:将来の大型案件をリードできるリーダー層を10名以上育成
- 社内ナレッジの蓄積と活用:主要プロジェクトの知見を共有し、活用率80%以上を目指す
- 全社連携の強化:アプリ開発・品質保証・ITコンサルとの連携プロジェクトを創出
- 市場プレゼンスの向上:技術ブログ・ウェビナー開催、カンファレンス登壇などを積極化
これは単なる“準備”の年ではありません。未来へのジャンプ台を作る、勝負の年です。
「ワクワクする未来を、自分たちでつくる」
AIという分野は、テクノロジーの進化とともに、想像を超えるスピードで変化しています。だからこそ、私たち自身も変わり続けるチームでなければいけません。
技術を深め、組織を育て、社会に新たな価値を届ける。
その中心にいるのは、間違いなく“人”です。
このAI変革の波を、“受ける側”ではなく“つくる側”に回りたい。
そんな想いを持つメンバーと共に、私たちは次のステージに進もうとしています。