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2025.09.03

【先輩に聞いてみた!】要件整理って何から始めるの? ― 相手の思いをカタチにするヒアリング力

あらすじ

ユウタは要望を聞いたつもりが設計で食い違いを起こしてしまう。先輩から「要件整理は聞く前から始まっている」と教わり、3つのヒアリングメソッドを学ぶ。

要件整理は“聞いてから”では遅い。ヒアリング力を磨けば、未来のズレは今防げる!

ユウタ:「先輩〜!またやっちゃいました…。お客さんの要望、ちゃんと聞いたつもりだったのに、設計段階で“こんな仕様じゃなかった”って言われて…」

先輩:「あ〜それは“あるある”だな。ユウタ、要件整理って“聞いた後”じゃなくて“聞く前”から始まってるんだよ」

ユウタ:「聞く前から?まだ会ってないのに、どうやって…?テレパシーですか?」

先輩:「いやいや、便利すぎるでしょ(笑)。ちゃんとした方法があるんだ」

メソッド1:5W1H質問法

先輩:「まずは5W1H。誰が・何を・いつ・どこで・なぜ・どうやって、を整理して質問するんだ。相手も答えやすいし、漏れが減る」

ユウタ:「なるほど!でも“なぜ”って聞くと、ちょっと詰問みたいになりません?」

先輩:「聞き方の工夫だな。“なぜ必要なんですか?”じゃなくて“この機能があるとどんな場面で役立ちますか?”とか。柔らかく聞けば大丈夫」

ユウタ:「あ〜それなら僕でも聞けそうです!」

メソッド2:ミラーリング

先輩:「次にミラーリング。相手の言葉を繰り返すだけで、認識のズレを防げる」

ユウタ:「え、オウム返しですか?『ログが欲しい』って言われたら『ログが欲しいんですね』って?」

先輩:「そうそう。その一言で相手が“いや、ログというよりレポート形式で…”って補足してくれることが多い」

ユウタ:「おぉ!それなら天然な僕でもできそうです!」

先輩:「自覚あるのはいいことだな(笑)」

メソッド3:仮説提示型ヒアリング

先輩:「最後は仮説提示型ヒアリング。“こういう理解で合ってますか?”って確認を挟むんだ」

ユウタ:「あ〜よく会議で先輩がやってますね!『つまりこういうことですよね?』ってまとめるやつ!」

先輩:「そうそう。相手も『違う違う、正しくはこう』ってすぐ直してくれる。これをやるだけで後戻りが激減する」

ユウタ:「なるほど…!僕、次から“仮説ユウタ”になります!」

先輩:「そのネーミングは怪しいけど、まぁ頑張れ(笑)」

先輩:「要件整理は積み重ねだよ。続ければ確実に効果が出る」

ユウタ:「はい!今日から“5W1H・オウム返し・仮説ユウタ”でいきます!」

先輩:「いや、そのキャラ名はやめとけ(笑)」

📌まとめ(読者へのヒント)

    • 5W1H質問法:質問の抜け漏れを防ぎ、情報を網羅的に整理できる

    • ミラーリング:相手の言葉を繰り返し、認識のズレをその場で修正できる

    • 仮説提示型ヒアリング:自分の理解を示しながら確認し、後戻りを減らせる

💡応用のヒント

  • ヒアリングの前に「5W1H質問リスト」を作っておく

  • 会話の録音やメモを見返して、ミラーリングができていたか振り返る

  • 打ち合わせ後すぐに議事録をまとめて「仮説提示」を文書でも実践する

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