~インフラ構築を “もっと価値ある仕事”へ~
ITインフラの「当たり前」が、大きく揺れている
いま、世の中は「自動化」や「クラウドシフト」の波に包まれています。ビジネススピードは年々加速し、従来の手作業中心のITインフラ構築では、もはやスピードにも品質にも限界が見えてきました。
そんな中で、私たちの現場でも“課題の山”に直面していました。
たとえば、クラウド上に100台、200台といったサーバを構築しようとすると、ただ台数が多いだけでなく、設計ミスや人的ミスによるトラブルも発生しやすくなります。そもそも、限られた人数で、限られた期間で、それを一つひとつ丁寧に手作業で構築するのは、現実的ではありません。
「もっと速く、もっと確実に、もっと再現性を持って。」
――そんな想いが、このソリューションの原点です。
こだわり抜いたのは、「一気通貫の自動化体験」
私たちが提供する「インフラ・クラウド構築」ソリューションは、Infrastructure as Code(IaC)の技術をベースに、自動化による構築・運用プロセスの進化を実現しています。
特に力を入れているのが、社内で開発した 「SkyAuto」。
Terraform や Ansible など、従来バラバラに使われていたツールを組み合わせ、構築・設定・テストまでを“ひとつながり”で実行できるようにした、私たちの自動化プラットフォームです。
このSkyAutoを使えば、どんなクラウド環境でも対応可能。100台以上の構築でも、高品質かつ短納期で仕上げることができ、設計書の自動生成や逆インポートといった先進機能も視野に入れています。
“構築プロジェクトは人海戦術”――そんな常識に、終止符を打つ取り組みです。
SkyAutoが変えた、多台数構築の現場
ある日、私たちの元に届いたのは、「クラウド環境で300台のサーバを構築したい」という大規模案件。
従来のやり方では、ベテランエンジニアを何人も貼り付け、膨大な時間と労力が必要になるところですが……。
この案件に投入したのが、SkyAutoでした。
サーバの定義はすべてコード化されており、構築・設定・テストまでを一気通貫で自動実行。パラメータ管理も一元化され、人為的なミスを最小限に抑えました。その結果、300台の構築を 想定よりも早く・高品質に完了。しかも、「次回以降のプロジェクトにもそのまま展開できる」再利用性の高さが、クライアントからも高く評価されました。
これにより、エンジニアは「ただ作業する」から、「設計に集中する」「改善に取り組む」という、より価値ある時間の使い方ができるようになったのです。
中長期ビジョン:誰もが“クラウド構築の主役”になれる未来へ
これからの3年間、私たちが目指すのは――「誰もが“クラウド構築の主役”になれる未来」。インフラの専門家だけが価値を出せる時代は、もう終わりつつあります。これからは、ノーコードツールや自動化技術を駆使して、あらゆる職種の人がインフラを扱えるようにすることが、私たちの新たなミッションです。
ビジネスとしては、受託開発の売上比率を70%に引き上げ、プライム案件も20%以上へ拡大。さらに、自社開発製品(SkyAutoなど)の売上比率を10%にまで高め、私たち独自の価値で市場にポジションを築いていきます。競争力のある高付加価値事業も維持し、最先端の技術領域で活躍できる人材とチームをつくっていく予定です。
技術面では、インフラ自動化の標準化を完成させ、それを支える導入支援サービスの体系化を推進。さらに、ノーコードによる構築支援や、オンプレミスとクラウドのハイブリッド最適化といったテーマにも挑戦しています。これにより、構築のハードルを大きく下げ、もっと多くの人がインフラに関われる世界を目指しています。
そして組織面では、ただの“作業者”から、“提案ができるエンジニア”へ。アカウントSEと連携しながら課題解決型の提案力を高める体制を整備中です。また、エンジニアがより働きやすく、やりがいを感じられる職場づくりにも本気で取り組んでいます。
そんな未来に向かって、今まさに動き出している最中です。
3年後、「あのときの挑戦があったから今がある」と思えるような、そんな時間を一緒に過ごしてみませんか?
今年度の重点取り組み
私たちが2025年度に掲げているのは、「未来への土台をしっかり築くこと」。プライム案件の拡大、自社製品SkyAutoの進化、そして人材育成まで、幅広いチャレンジが動き出しています。その一つひとつが、チーム全体の進化と、あなたの成長チャンスに直結しています。
- “選ばれる提案力”を武器に。プライム案件・受託案件の拡大へ
これまでは案件単位での対応が中心でしたが、今年は一歩踏み込み、「顧客の課題そのものに向き合う提案」へ。新規顧客開拓はもちろん、既存顧客との関係性も深めながら、より本質的なソリューション提案を展開していきます。 - SkyAutoを“導入されるサービス”から“選ばれるプロダクト”へ
市場調査や競合分析を強化しながら、業界ごとのユースケースに合った提案を磨いています。運用自動化やセキュリティの機能強化に加え、トライアル導入の機会も増やすことで、より多くの現場に使ってもらえるプロダクトへと進化中です。 - “導入して終わり”じゃない。支援とナレッジでつながり続ける
顧客ヒアリングの体制を整え、導入後の支援や成功事例の発信にも力を入れています。定着して、成果を生み出してもらってこそ、本当の価値になる――その想いが、導入サポート体制の強化にもつながっています。 - 次世代のPM/PLを育てる、本気の育成プログラムが始動
今期は10名のリーダー候補の育成を目指し、実案件でのマネジメント経験を積ませながら、体系的な研修を通じてスキルを磨く機会を提供しています。「やってみたい」が「やれる」に変わる、その環境がここにあります。
今年のKPIは、受託案件売上前年比130%増、SkyAuto導入企業数30%増加、PM/PL候補10名の育成。
この目標のひとつひとつに、“一人ひとりが主役”という想いが込められています。
変化をつくるのは、“技術”ではなく“人”
ここまで読んで、「おもしろそう!」と少しでも感じてもらえたなら、とてもうれしいです。
なぜなら、こうした取り組みを前に進めるのは、ほかでもない“人の力”だからです。
テクノロジーの進化も、環境の変化も、すべては人が選び、形にしていくもの。
もし、あなたが「何かを変えてみたい」と思うなら、そこからすでにチャレンジは始まっています。
さあ、一緒に。未来のインフラ構築を、もっと自由で、もっとおもしろいものに変えていきましょう。